Web旅倶楽部

サンケイ旅行会ホーム > web旅倶楽部 > こだわり旅物語 > 自然と多様な文明の島 楽園タヒチ

自然と多様な文明の島 楽園タヒチ

珊瑚礁の上に

「真っ青の珊瑚(さんご)礁の上に降り立つよう」。こう表現されるタヒチ島の表玄関、ファアア国際空港の滑走路は海の間際にある。タラップを降りるとタヒチアン女性が花を持って出迎えてくれた。通りでは女性の多くがハイビスカスやティアレなどの花を耳に飾っている。
ハイビスカスは豊富に自生しているが、栽培の第一人者がタヒチ島の隣にあるモーレア島にいるというので会いに行った。
モーレア島へはフェリーで約50分。タヒチ島よりも海はさらに透明度を増す。フェリーが岸壁に近づくと、ゴーギャンが「まるで古城のよう」とたたえたモーレア島の威容が目の前に迫る。山の美しさは海と同様、島の魅力の一つだ。

ハイビスカス

海岸沿いに島を一周する約60㌔の道路には信号が一基もなく、タヒチ島と違って渋滞もない。内陸に向かえばすぐに山道だ。未舗装の道路を車で進むと裾野に広がるカポ・オイトさんのハイビスカス園にたどり着いた。
カポさんは島にあるタヒチ唯一の農業学校を卒業以来、約30年間、ハイビスカスの品種改良を続けている。2000平方㍍の畑で約400種を栽培し、ホテルなどに納入している。花や果物など植物の種類が豊富なこの島で、なぜハイビスカスを選んだのか?
「私が栽培した花で多くの女性の耳を飾りたかったからだよ」とカポさんは笑顔で答え、こう続けた。
「将来は、青、白、赤のトリコロールの花を栽培するのが夢だね」

伝統文化継承

ホテルの海上コテージでのんびりと海を眺めて過ごすぜいたくな時間。タヒチの旅の最大の魅力だ。エアタヒチのCA、吉尾さんはダイビングインストラクターとしてオーストラリア、モルジブなどを渡り歩いた末、タヒチにたどり着いたという。「海の透明度、珊瑚と魚の種類の豊富さは随一。一度は訪れてほしい」と話す。
モーレア島にあるインターコンチネンタル・リゾート&スパ・モーレアにはタヒチで唯一、イルカとのスキンシップが楽しめるドルフィンセンターがあり、世界からイルカ好きが訪れる。 また仏領のタヒチでは、子供たちは学校で仏語を習い、仏文化が浸透しているが、伝統文化の継承に力を入れているタヒチアンの人たちは少なくない。豊かな自然と多様な文明が混在するこの小さな島々には、今も現代人の心をひきつけてやまない不思議な魅力が潜んでいた。

関連ツアー

  • とらべ~る デジタルブック
  • 旅行会小町の添乗日誌
  • 産經新聞 購読のご案内
  • サンケイスポーツ 購読のご案内
  • フジサンケイビジネスアイ 購読のご案内
  • 夕刊フジ 購読のご案内
  • サンケイエクスプレス 購読のご案内