平成21年11月3日 日本民謡三山流連合会 38周年大会

大阪市南部などを中心に活動を続けている日本民謡三山流連合会(三山豊年家元)の38周年大会が11月3日、大阪市の住之江区民ホールで開催された。三山流連合会の会長で大会会長でもある三山豊男・豊男会会主による開会の挨拶の後、恒例のオープニングの合唱「豊年コイコイ節」が歌われた。同大会は今回で36回を数える個人コンクールが主体となっており、開演一番に行なわれた第1部のコンクールには、47人の一般会員が参加、日頃の練習の成果を思う存分発揮した。また、「ご当地民謡愛好家友情出演」では、地元の民謡愛好家、15人が友情出演。同コーナーでもコンクールの形式が取られ、出演者はそれぞれ自慢のノドを披露し、大会を盛り上げた。
当コーナーは大会などで設けられるようになってから既に5年が経過。その経緯も同連合会所属の二名の会主が、民謡愛好者の有志で組織された民謡同好会の2箇所の稽古場に、毎月2回、唄の指導と三味線の伴奏のボランティアに行っている関係から生じ、平成17年より毎年5月のおさらい会と11月の発表会に、「地元民謡愛好家友情出演」と銘打って行なっているもの。家元は挨拶の中で「地元民謡愛好家の皆さんの出演をいただくようになってからのべ10回目。民謡の仲間としての親交は益々深まり、喜びに耐えません。このご縁、この絆を大切にしつつ、地域の皆さん方に変わりないご支援をいただきながら、民謡の発展に尽くしてゆきたい」と語った。後半は名取の部のコンクールが行われ、16人の名取が登場し、ベテランらしい旨味のある唄声が次々に続くと、場内からは盛んな拍手が沸き起こっていた。

最後は元優勝者の三山乙け恵楓(渡辺恵子)さんが舞台に上がり、「能登麦屋節」を披露、コンクールを締めくくった。コンクールの後は隠岐シャクナゲ会(藤田貞叔会主)社中による島根民族芸能・銭太鼓演舞が演じられ、おどけた踊りに会場は大いに沸いた。その後は準師範、師範の唄が続き、最後は三山流連合会の各会主、役員、家元が登場、大会を締めくくった。フィナーレには恒例のお楽しみ抽選会も行われ、充実した休日に、観客は大満足の一日だった。コンクールの上位入賞者は次の通り。(敬称略)
【一般コンクール】(1)「宮城長持唄」伊藤洋子(2)「正調刈干切唄」折野正明(3)「祖谷の粉ひき唄」河田和子◎敢闘賞「鹿児島浜節」辻修、「岡崎五万石」浜田喜代枝
【名取コンクール】(1)「淡海節」三山美う雪(鈴木雪子)(2)「鱈つり唄」三山雄う鳴鳴(岩井直子)(3)「喜代節」三山雄う雁(雁林よし江
【愛好者の部】最優秀賞「お立ち酒」本村康子◎優秀賞「日向木挽唄」保澤ヒロ子



