メタボリックシンドローム、通称メタボについておさらいしてみましょう。
メタボとは、内臓脂肪型肥満に加えて高血糖、脂質異常、高血圧のうちいずれか2つ以上あわせもった状態のことをいい、糖尿病や心筋梗塞、脳卒中などを発症する率が高くなります。
外見上は肥満ではないのに、内臓脂肪型肥満ということも。いずれも食生活、運動、喫煙などライフスタイルと深く関わっているのは皆さんご存じのとおり。
とくに、糖尿病・高脂血症・高血圧症は、その疑いのある人も多いことから、3大疾患と呼ばれていますが、やっかいなことにほとんど自覚症状がなく、放置したままでいると動脈硬化が進み、ある日突然、心筋梗塞(こうそく)や脳卒中など、命にかかわる病気に襲われるということに。
2008年度から40歳以上75歳未満の人に対し、この内臓脂肪型肥満に着目した特定健康診査が実施されています。さらに追加リスクの多少と喫煙歴の有無に応じて、生活習慣を見直す特定保健指導も実施。
「受けるのが面倒」「私は大丈夫」「忙しくて、そんな時間はない…」???。
医学の進歩を味方につけて、健康で長生きするのが自分のためだけでなく、家族や周りの人に迷惑をかけない思いやりそのものです。

例えば、中小の企業で働く人とその被扶養者が加入している協会けんぽ(全国健康保険協会)では、40歳より5年早い35歳から75歳未満の加入者本人を対象に、「一般健診」(特定健康診査の内容を含む)又年齢により「付加健診」、「乳がん・子宮がん検診」、「肝炎ウイルス検査」を加えた“生活習慣病予防健診”を実施。年度(4月~翌年3月)内1回に限り、健診費用の一部補助があります。(家族には特定健康診査の補助あり)。今期は3月末日まで。まだの人は、急いで受診しましょう。
協会けんぽ大阪支部のリーダー・園田泰弘さん(=写真)は、「年に1度は健診を受けて、生活習慣を見直すきっかけにしていただきたいですね。受けるだけでなく、健診の結果、必要がある人には保健師が、メールや電話、または直接会って、生活習慣改善の動機付けになるようアドバイスしています。お互い、薬を飲む手前で病気から離れたいですよね。知れば知るほど健診は大事ですよ」。

「会社で健診を受けそびれた加入者は、ぜひご相談ください」と、園田さん。「健診結果を見て、家族・友人でライフスタイルを語り会う機会が増えます。『お父さんお酒控えて!』のキビシイ一言も、そやな、と納得ですよ(笑)」
転ばぬ先の杖。自覚症状のない病気が静かに進行していないかどうか、協会けんぽ以外の加入者も、毎年1回は健診でチェック!