ウーマンクリニック

2010年4月

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いつも健康な女性でいるために

女性が男性と最も異なっているのは妊娠、出産に備えて体の変化があることです。一生の中でも小児期、思春期、性成熟期、更年期、閉経期と変化しますし、毎月も月経期、卵胞期、排卵期、黄体期と変化があります。この各時期で体調も変化し、起こってくる病気も異なってきます。

小児期はまだ体の変化が起こる前ですが、外性器などの先天異常や早発月経などのホルモン異常が起こる場合があります。思春期では月経が始まりますが、体のサイクルが落ち着くまでは月経異常が起こりやすく、心身ともに不安定な時期です。性成熟期に入ると、妊娠・出産というビッグイベントがあります。性感染症の危険もありますし、子宮内膜症や子宮筋腫が起こる時期でもあります。子宮頸がんの発症も、この時期です。貧血、甲状腺機能異常や膠原(こうげん)病も、女性に多い疾患です。月経周期にも気をつけておきたいものです。毎月出血や腹痛があっても、排卵期であれば自然なこともありますが、それ以外では病的なものの可能性が高いのです。月経が遅れたのに気づかず妊娠していたといったことは避けたいものです。

更年期では、月経異常やほてり、肩こりや不眠など、いわゆる更年期障害もおこります。子宮体がんや卵巣がんの多い時期でもあります。閉経すれば肥満、生活習慣病や骨粗鬆症に気をつけましょう。

どの国でも、女性の寿命は男性より長いのです。体調の変化に心を配って、ウーマンライフをエンジョイしましょう!

※この連載は今回で終了です。

高畠桂子 たかばたけウィメンズクリニック 院長

高畠桂子

たかばたけ・けいこ
和歌山県立医科大卒。京都大学大学院医学研究科修了。医学博士。京大病院、財団法人田附興風会北野病院に勤務。2005年から大阪・大東市で「たかばたけウィメンズクリニック」開業。

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