ウーマンクリニック

2009年6月

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閉経後も婦人科受診を!

閉経したら婦人科は卒業と思っていませんか?そんなことはありませんよ。

子宮頸がん、子宮体がんなどの悪性腫瘍(しゅよう)は閉経後に発症することも多く、とくに子宮体がんは閉経後の例が75%を占め50歳代にピークがみられます。性器出血や帯下があればすぐ婦人科を受診してください。

性器出血の原因としては萎縮性膣炎も多くみられます。閉経後にエストロゲンが低下して膣上皮が萎縮して発赤、帯下の増量、出血、性交痛を来します。エストロゲン製剤の内服や膣錠で治療できます。性交痛に対しては潤滑ゼリーを使う方法もあります。

子宮脱も閉経後に多い疾患です。難産などで子宮を支える靭帯が弱くなっていると、長時間歩行した後など膣入口より脱出し、悪化すると出たままになり、歩きにくい、排尿困難、失禁などのため日常生活が制限されます。ペッサリーという器具を膣に入れて子宮を支える方法、骨盤底筋を鍛える体操や手術をして子宮を持ち上げる、子宮を切除して膣を形成するなどで治療します。

骨粗しょう症も閉経後に進行します。エストロゲン製剤や骨吸収を抑える薬、カルシウム、ビタミンDなどで予防や治療をします。とくに月経不順や子宮内膜症などで月経を止める治療をした方は要注意です。

閉経後は婦人科受診をためらって我慢する方がありますが、恥ずかしがらずに受診してQOL(クオリティー・オブ・ライフ)を向上させましょう。

高畠桂子 たかばたけウィメンズクリニック 院長

高畠桂子

たかばたけ・けいこ
和歌山県立医科大卒。京都大学大学院医学研究科修了。医学博士。京大病院、財団法人田附興風会北野病院に勤務。2005年から大阪・大東市で「たかばたけウィメンズクリニック」開業。

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