思春期とは身体的に未熟な小児期から性的に成熟した成熟期への移行期間をいいます。女子では乳房発育、陰毛の発生などに始まり初経を経て月経が順調になるまでの期間です。
思春期が正しく発来しているか、身体も心も不安定な時期をうまく過ごしているかは周りの大人が注意してあげることも必要です。
乳房発育11歳、陰毛発生13歳、初経14歳までに起こることが一般的です。15歳に月経が発来すると遅発月経、18歳で初経をみないと原発性無月経といいます。15、6歳になっても初経がない場合は、染色体異常や子宮の欠損などの先天性疾患の有無を検査するため受診をしましょう。また乳房発育7歳未満、陰毛発生9歳未満、初経10歳未満に開始した場合は、ホルモンを産生する卵巣腫瘍の可能性もあります。性成熟が早いと身長の伸びが早く止まる心配もあるので、これも受診が必要です。
月経が開始して2、3年は月経不順や不正出血がありますが、自然に落ち着いてきます。大量出血で貧血をきたす場合や長期間出血が続くときは、治療が必要なこともあります。過度のダイエットや肥満などを避けることも大切です。また、思春期でも妊娠の可能性があります。月経が大幅に遅れていないかも気をつけましょう。
初経後は毎月の月経がいつ来たか記録して、自分の身体のリズム知り、うまく付き合っていくことが大切です。異常を感じたら気軽に産婦人科医や小児科医と相談してください。

たかばたけ・けいこ
和歌山県立医科大卒。京都大学大学院医学研究科修了。医学博士。京大病院、財団法人田附興風会北野病院に勤務。2005年から大阪・大東市で「たかばたけウィメンズクリニック」開業。