ウーマンクリニック

2009年2月

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子宮筋腫といわれたら

「子宮筋腫がありますね」と検診で言われませんでしたか。

子宮筋腫は子宮に筋肉のこぶができる病気で、婦人科疾患で最も頻度の高い良性腫瘍です。性成熟期の女性の20~25%に認められ、小さいものを含めると40歳代の人の60%くらいに認めるともいわれます。

子宮筋腫のある人の20~40%に過多月経、月経痛、不妊などの症状が認められます。悪性化することはありませんので、症状のない場合はすぐに治療が必要ではありません。大きさや個数により3~12カ月ごとに経過観察します。貧血は病状が進まないと自覚症状がないので、必ず検査を受けましょう。

過多月経で貧血になったり、月経痛がひどい場合は治療が必要です。貧血には鉄剤の投与、月経痛には鎮痛剤が使用されます。漢方薬を併用することもあります。これでも軽快しない場合に、ホルモン療法としては経口避妊薬を服用して月経を軽くする方法や、半年ぐらい閉経状態にして月経を止めてしまう偽閉経療法などがあります。手術療法としては子宮筋腫のみを摘出する方法と、子宮全体を摘出する方法があります。それぞれ開腹で行う場合と腹腔鏡を用いる場合、さらに状況によっては子宮鏡を使用する場合、膣式に行う場合などもあります。

最近はさらに体に負担の少ない方法として、子宮動脈の血流を止める子宮動脈塞栓術や、超音波で子宮筋腫を壊死させる集束超音波療法も行われ始めています。

閉経になれば小さくなるので、症状の強さや年齢、妊娠希望の有無などを考慮して治療法が選択されます。経過観察のみでよい場合も多いので、怖がらずに受診してください。

高畠桂子 たかばたけウィメンズクリニック 院長

高畠桂子

たかばたけ・けいこ
和歌山県立医科大卒。京都大学大学院医学研究科修了。医学博士。京大病院、財団法人田附興風会北野病院に勤務。2005年から大阪・大東市で「たかばたけウィメンズクリニック」開業。

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