まだ肌寒い4月にパリを訪れた時のことです。
街を行き交う人達の着こなしを見ていると、ほとんどの女性たちのコートやジャケットの襟元に、スカーフやストールがあしらわれていました。
襟元の鮮やかな色は顔色をパッと明るく輝かせ、視線を上に集めて、スタイルをよく見せる効果があります。ポイントになる色を襟元にひとつプラスするだけでグッと華やかになりますので、ぜひ着こなしに取り入れてみて下さい。
春になると、おしゃれ心だけでなく、新しいことに挑戦したいという気持ちもむくむくとわいてきますよね。私はここ数年、さまざまな稽古事に取り組んでいますが、師匠はもちろんのこと、親に近い年齢の社中の方々から、技術だけでなく、精神面でも多くのことを学ばせていただいています。
日本では若さだけを追い求め、外見さえ良ければいい・・・という風潮がありますが、パリでは外見と同様、内面も磨かれていないとガッカリされてしまいます。だからこそ「女性は50代からが美しい」という、成熟した女性を好しとする社会が成り立つのですね。
女性は自分だけの楽屋裏を持ち、自分ならではものを磨き続けることで、本当の意味での美しさを手に入れることができるのではないでしょうか。
春は新しい可能性の扉を開ける季節!
明るい色をまとって、さっそうと街に出かけて下さいね。
「おしゃれコラム」は今号をもちまして、最終回となります。今まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
